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【ときめくものを探して】おしゃれな人の暮らしのスタンダード③(前編)

Comehome!

2022.6.8

何を選べば幸せかを見極め、自分のスタンダードを探し、心地のいい住まいを手に入れた人たちのストーリーをお届けしています。前回までの記事に続きご紹介する3人目は、骨董市や古道具店などに足を運び〝好き〟を探す坂井さん。「大量生産して、大量に捨てる―― そういう消費の仕方からはずれたくて、古いもののなかから充分使えて素敵なものを選ぼうと、時間をかけて出会いを探しています」。そうして見つけたものたちに囲まれた暮らしを見せてもらいました。


この記事は、Come home! vol.67より抜粋しています。


自分の好きにこだわった
顔の見えるインテリアに 
〈板井亜沙美さんのスタンダード〉


中古マンションを一部リノベーションしたわが家。前の住人が残したエッセンスに自分たちらしさを加えるプロセスが楽しくて。

棚やデスクは父の手作り。気に入るものがなければ作るのがわが家の基本。

最近集めている一輪挿し。 まとめて置いてもあちこちに置いてもよく、飾り方の幅がふえました。


可愛いものが目に入るとテンションが上がる、そんな感覚を小さなころからもっていた私。一人暮らしを始めてからは、お気に入りの雑貨を飾ってインテリアを楽しむようになり、最初は失敗もたくさんしました。「ナチュラルインテリアにはかご!」と思い込み、かごを買いあさった時期があって。それも安く手に入る適当なものを集めたから、気づけば誰かの部屋をコピーしたような部屋に。そのとき、自分の個性がない部屋にいると、居心地が悪いものだなって気づきました。 それからは、はやりに関係なく自分の好みを素直に取り入れていこうと思うようになったんです。


☑︎〝揺らぎ〟を感じるクセ強アイテムが好き


骨董市で目が向くのは個性的なフォルムをしたクセの強いもの。 色のトーンを合わせればなじみます。

フォークアートっぽい動物の置物も好き。手作りならではの揺らぎも可愛くて。

小さな生命力から癒やしをもらえるから、少しずつ数をふやしています。


自分がどんなものが好きかをあらためて俯瞰して見えてきたのが〝愛きょう〟。少し形が変わっていたり、いびつだったり。それは、一つひとつに形づくられた 〝揺らぎ〟みたいなもの。ちょっとはみ出したところに人間味が出るような気がして。そんな一点ものとの出会いを探して骨董市や古道具店に足しげく通うようになりました。ぴったりなものに巡り合えた瞬間は、なんともいえない高揚感があります。巡り合わせ自体が熱量としてものに刻まれ、愛着がわくんです。 こんなふうに自分の好きを集めたのが今の部屋。ときめく気持ちに素直になって好きを重ねたら、インテリアにも自分らしさがにじんできて。私が人でもものでも心ひかれるのは、どうしようもなくにじみ出る愛きょう。だからこそ、自分もそうでありたいんです。


→これまでの「おしゃれな人の暮らしのスタンダード」はこちら


※「おしゃれな人の暮らしのスタンダード③後編」は、6月13日(月)更新予定です。


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