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【古い米軍ハウスに住む】おしゃれな人の暮らしのスタンダード④(前編)

Comehome!

2022.6.15

何を選べば幸せかを見極め、自分のスタンダードを探し、心地のいい住まいを手に入れた人たちのストーリーをお届けしています。これまでの記事に続いて最後にご紹介する4人目は、古い米軍ハウスにひと目ぼれして、都会から移住した川原さん。「都会の暮らしから離れたことで自分と向き合う時間ができて――。何が好きで何が苦手か整理できると焦りが消えていったんです 」。そんな川原さんの自分が好きなことを一生懸命楽しむ暮らしを見せていただきました。


この記事は、Come home! vol.67より抜粋しています。


自分の物差しを取り戻すと 
すぐそばにある幸せに気づきます
〈川原あすかさんのスタンダード〉


隣を気にせず好きなようにできる充分な敷地の広さと、気どりのない田舎の洋館という雰囲気が私たち夫婦のストライクでした。

暖かい季節は子どもにとっても大人にとっても絶好の遊び場となるガレージ。私のDIYスペースとしても大活躍しています。

玄関を入ると暖炉のある大きなホールを抜けて住居スペースがある間取り。土間仕様にして自由な使い方ができる空間にしました。

アーチ形の窓と梁がアクセ ントのダイニングは玄関ホールからキッチン、リビングへとつなぐ要の空間。私のお気に入りの場所です。


いつでも身軽でいたいから、家は賃貸がいいと思っていた私。そんな考えを大きく変えたのが、知人から紹介された築年のこの家との出会いでした。都心まで2時間弱の田舎!と友人たちは驚いていたけれど、たまたま実家が近く、私にとってはなじみのエリアだったこともあり、直感で購入を決めたんです。


☑︎私の直感が働くもの 


アンティーク家具 


アンティークは、出会いも含めどこに配置してどう使うかすべてがわくわくする宝探し。手間をかけたたたずまいの美しさが好き。


ボタニカル柄


流行に関係なく 花柄や植物モチーフにひかれます。


グリーン 


植物は私の友達。元気がないとじっくり観察して回復の手助けをします。


家を購入した経緯を話すと順風満帆に思われそうですが、 20代のころは悶々としていました。当時私は絵を描いていて、就職してバリバリ働く友人たちがきらめいて見えていたんです。結婚を機に絵をあきらめ、その後「人に頼まれることをやったらいい」という周囲のアドバイスでプロップスタイリストとして働くように。仕事も軌道に乗り、気のおけない友人たちとすごす都会暮らしは楽しかったけれど、この家で暮らすようになって、 あのころは仕事や友達に逃げていたと気づきました。一般的な価値観に振り回されて、本当にしたいことは何か、どうありたいかが定まらない不安に気づかないふりをしていたんです。今は仕事を辞め、古い家の世話をしながらすごす田舎暮らしですが、不思議と以前より幸福を感じます。空間と時間に余裕のある日々をすごしていたら、私にとって大切なのは、自分が好きなことを一生懸命楽しむことなんだってわかったんです。まわりと同じじゃなくていいんだって。今は晴れ晴れとした気分でもの作りを始めようとしているところ。この先の展開が楽しみで仕方ありません。 


→これまでの「おしゃれな人の暮らしのスタンダード」はこちら


※「おしゃれな人の暮らしのスタンダード④後編」は、6月20日(月)更新予定です。


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