【6月の花】アジサイに葉物を添えて清涼感のあるアレンジに
2022.6.29
この連載では、ナチュラルなインテリアに似合う季節の花とその特徴や扱い方、アレンジしやすい花器についてご紹介していきます。第2回目は、アジサイです。
※この記事は、2021年5月発行のCome home!vol.64の一部を抜粋しています。
大輪のアジサイに動きのある木苺の葉を添えて
ボリュームたっぷりのアレンジに
ピンクや青、紫など様々な色のあるアジサイ。そのなかでも、今回はさわやかさを感じさせる白い大輪のアジサイを選びました。小房をカットして大きさを調整し、ガラスの花瓶にいけて涼やかに。動きのある木苺の枝を挿して軽やかさを加えています。花瓶はスウェーデンのガラスブランド「SKRUF」のKolonnベース(底直径17× 高さ21×口径10cm)。揺らぎのあるふきガラスなら、みずみずしさを感じさせつつ茎を程よく目隠しできます。
アジサイは、水が下がったら茎をあぶると元気に
梅雨の風物詩としておなじみのアジサイ。小房が集まって手まり状になっているので、花瓶に対して大きすぎるときは、小房を切って大きさを整えましょう。水が好きなので花瓶の水はたっぷりと。水揚げが悪く、くたっとするようなら、茎を1㎝ 切って火で炙ってからいけるとシャキッとして持ち直します。
ガラスの花瓶で清涼感を楽しんで
口が少しすぼまっている花瓶なら、大きな花をまとめやすいのでおすすめ。花の色に合わせてブルーやグリーン系の花器を選んでも
いいし、ブリキのピッチャーを合わせればよりカジュアルな雰囲気にいけられます。
カットした小房は、ガラスのゴブレット(脚付きのグラス)や水を張ったプレートに浮かべてもきれい。このときは、花や葉を片側に寄せて水面が見えるように余白を設けるのがコツです。
次回、7月の花は「ハーブ」。7月6日第1水曜に投稿予定です。
6月の花、過去記事はこちらから
第1回「芍薬をユーカリと合わせて洋風にいける」
profile
フラワースタイリスト。NHK文化センター講師、オリジナルワイヤー花器の製作など幅広く活動中。『暮らしを美しく飾る花図鑑』(家の光協会)『毎日の暮らしに、似合う花を』(KADOKAWA刊)『花1本から素敵に飾る 初めてのフラワーレッスン』(家の光協会刊)など著書も多数。現在、『Come home!』にて、「増田由希子さんに教わる花とインテリア 季節の花でわが家に名場面を」を連載中。
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