【ナチュラルガーデン】小さな庭がくれる大きな幸せ(後編)【収穫を楽しむ】
2022.8.10
自然のありのままの姿が、美しさや安心感を与えてくれる【ナチュラルガーデン】。そんな庭が身近にあることで、暮らしも心も豊かになります。前回に続き、約20㎡の庭でハーブや果樹などを育てる木庭さんの暮らしをご紹介。「私の庭づくりの原点は母」と教えてくれた木庭さん。後編では、大切な庭で収穫したものを食卓で楽しむ様子も見せてくれました。
この記事は、Come home! vol.67より抜粋しています。
収穫したものをジャムやドリンクにして
味わうのも楽しみ
自分で育てたものだとよりおいしく感じて
幸せな気持ちになれるんです
〈木庭亜希子さん〉

この日はシーアンというアジサイを食卓に。 日を追うごとにピンク→緑→くすんだ赤と色の変化も楽しめます。
私がもう一人、庭づくりに影響を受けたのが英会話の先生です。先生の庭は絵に描いたようなナチュラルガーデン。レッスン後にはハーブを摘んでお茶をいれてくれたり、手作りジャムを使ったおやつを出してくれたり。生活のひとコマに植物が溶け込み、なんて豊かな暮らしなんだろうって憧れていたんです。 だから、わが家の庭の植物も暮らしに生かせるものが中心。
ジャムは庭で採れたジューンベリー

今日のおやつはジューンベリーを混ぜ込んだヨーグルトムースと、 自家製のレモンバーベナのハーブティー。
ハーブは10種類ほどを育てていて、季節ごとにいろいろなハーブティーを楽しみます。果樹も4種類ほどあり、 実がなればジャムにしていただくのが定番。市販のものよりおいしく感じるのは、新鮮ってこともそうだけど、自分で手をかけて育てたからなのかなって。それこそが私にとっての豊かさで、先生に一歩近づけた気がします。
いつでも目に入るよう
家のあちこちに飾っています

サニタリーにはシンゴニウムを。観葉植物は葉が小ぶりなもので、全体的に線の細いものをチョイス。

部屋の中も高低差や色のバランスなどを考えて飾ります。

シュガーバインは、日がほどよく入る出窓脇に。

ルリヤナギはちょこんと置いても存在感があります。

母の日に娘がプレゼントしてくれたミニバラの小さな苗から、花だけ切り取って。

毎年育てているフロックスクリームブリュレ。部屋にいい香りが漂います。

10月ならカボチャやススキ、1月ならセンリョウと、玄関は季節を意識した植物を飾るスペースとして活躍。
そうやって植物を取り入れることで、先日もいいことがありました。自宅でしているピアノ教室の生徒に「先生の家のお花、きれい!」と言われて。植物があることで、生徒たちも不思議とリラックスして演奏に集中できるみたい。 植物が誰かの役に立っていると思えると、よりうれしい気持ちになるんです。
→【ナチュラルガーデン】のこれまでの記事はこちら。
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