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【防災×キャンプ】楽しみながら始める備える暮らし「アウトドアクッキングVol.2」



2022.8.29

感染症の蔓延、たび重なる自然災害は、暮らしを楽しむことを自重させる風潮も、もたらしました。そして、非常時の備えについても情報があふれているなか、はたしてそれが充分なのか、実際に役に立つのか、不安を抱えながら過ごしている方も多いのでは? そう、備えているだけでは「もしも」の時に使いこなせないのです。だからこそ今、日常から始める“楽しく備える暮らし”を! その鍵となるのは、アウトドア。日常生活と防災の意識を結びつける道具とスキルを伝え、心豊かに生き抜く術を、アウトドアと防災のプロ・寒川さん夫婦の暮らしに学びます。


時短&燃料と水の節約レシピ「焚火ベーコンの早茹でペペロンチーノ」


アウトドアクッキングだからと言って、特別なメニューにすることはありません。ふだんから作り慣れているものが手間や味つけもスムーズにできるものです。でも、ちょっとした工夫で作りやすくなったり、アウトドアでの醍醐味を感じられるアイデアがあります。それを知っておくと、ぐっと楽しさも増すこと請け合いです。



用意するもの


フライパン、鍋、ボウルのような容器、ジップ袋、ナイフ、カッティングボード、トング


 


材料2~3人分


ベーコン(塊)250300g、ニンニク34片、スパゲッティ300g、オリーブオイル、粗びき黒コショウ、唐辛子(乾燥輪切り)、ピスタチオ各適量


作り方


1.ジップ袋にスパゲッティと浸かる程度の水(分量外)を入れ、90分以上おく。



2.ベーコンを塊のまま焚火で炙り、粗みじんにカット。炙っている間に、ニンニクをスライス。



3.鍋で沸かした湯に1のスパゲッティのみを入れ1分ほど茹でたら、別容器にスパゲッティを入れ、オリーブオイルをからめる。



4.スキレットまたはフライパンにオリーブオイルを熱し、2を入れて炒め、3を入れて混ぜ、粗びき黒コショウ、唐辛子で味をととのえる。


5.最後にピスタチオを砕いてちらしてでき上がり。


POINT ピスタチオは食感を楽しむアクセント。アーモンドなど、好みのナッツ類でもOK


スパゲッティは、設営の合間などに水漬けにしておくと、時短になります。炙りベーコンとピスタチオの香ばしさが、シンプルな調理を引き立てて、アウトドアクッキングの楽しみが広がります。ぜひ、お試しください!


撮影/飯貝拓司


8/26発売 『「サボる」防災で、生きる』 では楽しく備える暮らしのテクニックをたっぷりとご紹介しています。


 


寒川 一
災害時に役立つアウトドアの知識をキャンプ体験、防災訓練、書籍などを通して伝えるアウトドアライフアドバイザー。北欧のアウトドアプロダクトを多く扱う(㈱)UPIアドバイザー。アウトドアでのガイド・指導はもちろん、テレビ・ラジオ・雑誌といったメディア出演など、幅広く活躍中。東日本大震災や自身の避難経験を経て、災害時に役立つキャンプ道具の使い方・スキルを教える活動を積極的に行っている。著書『焚火の作法』『キャンプ×防災のプロが教える新時代の防災術』他。

寒川せつこ
北欧ソト料理家、UPIアドバイザー。スカンジナビアの自然と、豊かに暮らす人々との繋がりから、スカンジナビアのアウトドア文化を主に料理ワークショップを通して発信。レシピ提供したメディアは、「NHK 趣味どき!/たのしく防災!はじめてのキャンプ」、「メスティンレシピ」、「ソトレシピ」など多数。

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