【10月のtretre通信】秋の茶摘み



tretreの高知・によど通信

2022.10.15


こんにちは、tretreの小原です。


こちら高知・仁淀は少し暑さが残るものの、
風は涼しく秋めいてきました。
真っ赤なヒガンバナがそこかしこに咲きはじめると
秋になったと実感します。


秋に摘む「花茶」



とっても急斜面な場所にある茶畑。
持ち主の方のご協力のもと、
丸一日かけて秋の茶摘みを行いました。


私たちの茶摘みは年2回。春と秋に行います。
9月下旬に摘むお茶は、お茶の花が咲く頃に摘むことから、
地元では通称「花茶(はなちゃ)」と呼ばれています。



これがお茶の花です。
木の中にちらほらと、ひかえめに花をつけています。
茶はツバキ科の植物。
真ん中に黄色い雄しべがたくさん集まっているところが、
どことなく椿を思わせます。



いざ、茶摘みポイントへ「モノレール」で向かいます。
急斜面を利用した畑が多いこの地域では、
茶畑や柑橘畑で運搬用モノレールを設置している畑が沢山あるんです。



とっても簡易的なものなので、ある意味スリル満点です。
手すりをしっかり握って乗っております。



さあ、手摘み作業のはじまり。
新芽に近い部分を一つひとつ手早く摘みます。
少し硬くなった成熟葉や茎の部分も入れながら。
こうすると、新芽だけよりもうまみが多く、
複雑な味わいに仕上がるんですよ。



ひたすらに手を動かす地道な作業です。



夕方まで摘んだら、室内に広げて一晩寝かせます。
青みのなかに独特なまろやかさがある茶葉の香りが漂う室内。
少し熟成させると仕上がりの香りやうまみに深みが出ます。


釜で炒って天日干し



翌朝、釜炒り工房へ。
薪火を起こして釜を熱することからスタートです。



釜炒り作業の師匠とともに、茶葉を炒ります。
火加減を調節しながら、まんべんなく茶葉に火が入るように。
色味や香り、しんなり具合で見極めます。



次は釜から茶葉を引き揚げ、薄く広げて天日干しです。
陽が当たるにつれて、緑色からだんだん褐色に。
それとともに香りも変化してゆきます。
素朴な香ばしさだけでなく、中国茶のような華やぎも感じる香りです。
同じ乾燥でも、すぐに乾燥機にいれてしまうのと天日干しとでは
出来上がりの味も香りもずいぶん違うんですよ。
太陽がもたらす作用がどうやらあるようです。



味わいにはうまみがしっかりありますが、
飲み口はサッパリとしています。
秋の番茶は、やはり秋の素材との相性が良く、
ショウガやゆずなど秋冬に収穫するものと
ブレンドすると良く合うんです。


秋摘みのお茶を使ったブレンド


左:yellow(イエロー) 右:ケケンポナシ(牧野植物園オリジナルブレンドティー)


yellow
黄色く実ったゆずのかぐわしい酸味に、
ピリリとジンジャーをきかせました。


ケケンポナシ(牧野植物園オリジナルブレンドティー)
秋摘み茶とスイカズラをゆっくり焙じ、
ケケンポナシのこっくりとしたうまみに合わせました。


 


※次回は11月15日に掲載します。お楽しみに!


 


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