フラワースタイリストさんに教わる花と器の最良の組み合わせ(1)
2020.9.20
住まいをシンプルに整えた結果、花を飾る楽しみに目覚めた
という話を最近よく耳にします。
花のある暮らしを楽しむには花に合った花器を選ぶことも大切。
色、形、素材もさまざまな器と季節の花の最良の関係を
フラワースタイリストの増田由希子さんに教わりました。
バラ × 色付きの花器
華やかで愛らしい印象のバラ。
ブルーやグレーの花器と合わせると色の対比でカッコよく飾れます
幾重にもなる花びらが可憐なバラ。可愛らしいアレンジが苦手な場合は、花器と花の色を対比させるとカッコよく飾れます。花器は湖や海のブルー、石のグレーなど、自然のなかにある色を選んで。くすみや濃淡があり、マットな質感のものほどよく合います。
主役の花をいけたら、バランスをみながら花を足します。左の花は茎を長めに切って枝垂れるように。一輪挿しのほうは細い茎を強調して。自然に咲く様子をイメージしながら。

咲き方主役の花から飾って
咲き方、大きさ、色などを見て、 主役にしたい花を1輪選び、ま ずはその花からいけます。素敵 に見える位置や角度を決めてか ら、ほかの花を足していって。
マーガレット × 脚付きのガラスベース
白く清楚なマーガレットは緑の茎の美しさも眺めて楽しめるよう
ガラスベースにたっぷりいけて
マーガレットは、ボリュームたっぷりの花束にして飾るのが素敵です。お値段も手ごろなので挑戦しやすいはず。
茎はひょろりと細い印象ですが、根元のほうは太くストンとしているので、ここも見せどころ。下のほうの葉はハサミでカットしてすっきりさせ、茎を交差させてガラスの花器にいけます。テーブルの上に置いて眺められるよう、脚付きの花瓶を選んだのもポイント。水は毎日替えると花が長もちしますよ。
茎はツイストさせて
水に浸 かる部分の葉っぱは花バ サミでカット。茎を交差させな がら花束を作ります。交差させ た部分を麻ひもで結んでおくと、 水替えのときバラけません。増田由希子さん
フラワースタイリス ト。NHK文化センタ ーで講師を務めるほ か、『花1本から素敵に飾るはじめてのフラワーレッスン』(家の光協会刊)『花とお菓子』(立東舎刊)な ど著書も多数。
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