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【防災×キャンプ】アウトドアで至福のコーヒーを味わう



2022.11.22

感染症の蔓延、たび重なる自然災害は、暮らしを楽しむことを自重させる風潮も、もたらしました。そして、非常時の備えについても情報があふれているなか、はたしてそれが充分なのか、実際に役に立つのか、不安を抱えながら過ごしている方も多いのでは? そう、備えているだけでは「もしも」の時に使いこなせないのです。だからこそ今、日常から始める“楽しく備える暮らし”を! その鍵となるのは、アウトドア。日常生活と防災の意識を結びつける道具とスキルを伝え、心豊かに生き抜く術を、アウトドアと防災のプロ・寒川さん夫婦の暮らしに学びます。


「日常から抜け出して自由になるアウトドア」


寒川一さんの野外でのコーヒーを淹れ方。


 焚火にかけたケトルの湯が沸いたら、粗挽きのコーヒー豆をざらざらと入れ、塩もひとつまみ。北欧の北極圏で「コカフェ」と呼んでいる淹れ方だそうです。豆の量はかなり多いようですが、どのくらいでしょう?



「テキトウです。豆の量も時間も計らない。計るということは御法度なの。アウトドアは、そういうことから自由になる場所ですから」


 火からおろしたケトルは周りの落ち葉で覆って保温し、あとはゆっくりと待ちます。やがてころ合いを見てふたを開けると、表面はきめ細かくクリーミーな泡が盛り上がるほどに。豆が含む空気がコーヒー成分と一緒に出てきたのです。そこで一さんはケトルの取っ手を持ち、腕をぐるんぐるんと勢いよく回し始めました。遠心力で豆を沈ませるためなのだとか。こうして時間をかけて淹れたコーヒーは、ほの甘くまろやか。


 



「シンプルな淹れ方だけに、水は湧き水、火は焚火がベストですね。水道水やガス火では味わいが違います。汲んだ湧き水も、ケトルで一度沸騰させることで殺菌でき、安全なものになります」



「屋外で使うケトル」


屋外で使うケトルは、軽くてコンパクトであること、そして底面が広くて熱効率の高いものがおすすめ。一さんが庭キャンプやアウトドアでよく使っているのは長年使い慣れた「レンメルコーヒー」のアルミケトル。低めのやかんタイプなので、沸くのは早く、湯も注ぎやすい。


レンメルコーヒー コーヒーケトルレザーケース入り0.9ℓ¥9900/UPI

 



室内外問わず、コーヒーを飲むのに愛用しているのは白樺の木のこぶで作る北欧のマグカップ「ククサ」。軽く、口あたりもやさしい。使うほどに風合いが増すことは、道具を選ぶ視点のひとつでもある。



キャンプ泊をした朝、自然のなかでいただく熱いコーヒーは、まさにアウトドアならではの至福の味わい。宿泊しなくても、日帰りキャンプからはじめてみるのも楽しいものです。寒くなる時季こそ、熱いコーヒーのおいしさが際立ちます。


取材/秋川ゆか 撮影/飯貝拓司


8/26発売 『「サボる」防災で、生きる』 では楽しく備える暮らしのテクニックをたっぷりとご紹介しています。


アウトドアライフアドバイザー寒川一・北欧ソト料理家 寒川せつこ著

定価:1650円(本体1500円+税10%) 四六判/128ページ

寒川 一
災害時に役立つアウトドアの知識をキャンプ体験、防災訓練、書籍などを通して伝えるアウトドアライフアドバイザー。北欧のアウトドアプロダクトを多く扱う(㈱)UPIアドバイザー。アウトドアでのガイド・指導はもちろん、テレビ・ラジオ・雑誌といったメディア出演など、幅広く活躍中。東日本大震災や自身の避難経験を経て、災害時に役立つキャンプ道具の使い方・スキルを教える活動を積極的に行っている。著書『焚火の作法』『キャンプ×防災のプロが教える新時代の防災術』他。

寒川せつこ
北欧ソト料理家、UPIアドバイザー。スカンジナビアの自然と、豊かに暮らす人々との繋がりから、スカンジナビアのアウトドア文化を主に料理ワークショップを通して発信。レシピ提供したメディアは、「NHK 趣味どき!/たのしく防災!はじめてのキャンプ」、「メスティンレシピ」、「ソトレシピ」など多数。

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