第6回 ドライフラワーアレンジでお正月のしめ縄リース
ドライフラワーアーティスト・Takakoさんの花のある暮らし
2022.12.2
生花の色鮮やかさをとどめた美しいドライフラワー。自身で作る数々の花材で仕上げる創造性あふれるアレンジメントが大人気のドライフラワーアーティスト・Takakoさんによる連載。どんな季節でも、いつもそばに花のある暮らしを楽しむためのヒントを、毎月第一金曜日にお届けします。どうぞお楽しみに!
ドライフラワーアーティスト・Takakoさん
咲いていたときの花や葉の色を最大限残す独自の製法を編み出し、自宅でドライフラワーアレンジメントレッスンを始めて6年。今では、日本じゅうはもとより、海外からも習いに来る生徒さんがいるほどの人気ぶり。代表作は「三日月リース」。単発のワークショップも好評。
教室へのお問い合わせはインスタグラム@ajitosaba
第6回 お正月にぴったりな「しめ縄リース」。和から洋へのイメージチェンジテクニックも!
今年も残すところあとひと月。今回は新年を迎えるためのしつらえにぴったりなお飾りのリースをご紹介します。
お飾りに最適なのが、和のしめ縄リース。い草で作られた市販の土台を使い、花材をあしらいます。お正月なので、緑の松と赤い花を使いましたが、お好みの花材を選んでくださいね。今回のリースなら、洋室に飾っても雰囲気を損ねないと思います。
使った花材
松の葉、ユーカリ、赤いバラ、シャクヤク、サンキライ、プロテアロビン、ススキなど。
作り方
まずは、しめ縄の結び目を隠すように、シャクヤク、赤いバラなどのメインの花材を差し込みます。その他の花材は、リースの形に添ってバランスよく差し込んでいき、枝もののサンキライや、長さのあるススキの葉で動きを出します。
和から洋へ。長く飾れる「グリーンリース」にアレンジ
お正月がすぎたら、こんなイメージチェンジはいかがでしょうか。ドライフラワーは、いずれ退色していくもの。それも自然のままの魅力なので、風情として楽しんでほしいと思います。だからこそ、季節やシチュエーションによって変えていけるアレンジのコツを知って、気軽にインテリアに取り入れてもらえたらうれしいですね。
使った花材
(左から)カニ草、スモークツリー、ゲットウの実、ネベリアクラスター、シルバーブルニア、プロテアシャロン、赤いバラ、グレビレアアンバンホー。ほかにトルコキキョウ、グレビレアなど。
道具:ハサミ、グルーガン
作り方
1.和の要素である松の葉と、しめ縄の長く出ている部分を切り離します。しめ縄の切った部分がほつれないように、少しだけ残した部分をグルーガンで土台のリースの裏側に貼りつけて、表側から見えないように。
2.土台のしめ縄部分を隠すために、カニ草をまとわせグルーガンでとめていきます。少しずつ数回に分けてとめていくのがコツ。残している花材を持ち上げながら、土台が見えなくなるまでカニ草で覆っていきます。
POINT:カニ草はもともと雑草なので、ヘクソカズラ、ヘデラなどのツル性植物で代用してもOK。
3.小さく切ったスモークツリー、赤いバラ、トルコキキョウ、ゲットウの実、プロテアシャロンの葉を差し込み、グルーガンで接着。スモークツリーはフワリと羽根が落ちているように差し込んでいくと、グッドバランスです。
4.しめ縄リースについていたススキの葉をリースに沿わせます。自然に見えるように、ふんわりと重ねる感じを大切に。グルーガンで接着しなくてOK。
5.最後にプロテアシャロンの花を差し込んで、グルーガンで接着して完成。ポイントになる花なので、どこにつけるか、あらかじめ位置を考えておきましょう。
しめ縄の結び目をリボンに見立てて、リメイクしたリース。メインはそのままに、少しの花材をプラスするだけで、これだけ雰囲気が変わるので、長く楽しめるのがうれしいところ。ぜひお正月バージョンから挑戦してみてくださいね。
撮影/落合里美
「私のカントリーフェスタ」に参加します!
12/3-4開催の「私のカントリーフェスタ」にTakakoさんも参加します。素敵な作品の数々をじかに見られる絶好の機会です。ご来場お待ちしております! 詳細はTakakoさんのインスタグラム@ajitosabaをごらんください。
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