【12月のtretre通信】完熟のウコンの葉

tretreの高知・によど通信

2022.12.15


こんにちは、tretreの小原です。
こちら高知・仁淀は比較的暖かかった秋が過ぎ、
キリッとした朝の冷え込みに本格的な冬の到来を感じています。


深みのある黄色いウコンの葉



毎年、晩秋から初冬にかけて
ウコンの葉を収穫・加工しています。


ウコンと聞くと、漢方薬や、お酒を飲む方の強い味方という
イメージがあるのではないでしょうか。
漢方などではウコンの根茎部分を使いますが、
私たちは葉を乾燥させてお茶にしています。



地域の仲間から分けていただいたウコンの種イモを
社屋の庭に植えて自然栽培しています。


肥料や水はやらず、ちょくちょくまわりを草引きするだけなのですが、
自然にぐんぐん育っていくんですよ。



夏場の葉は青々としていて、
8月ごろになると美しく立派な花を咲かせます。



秋が深まると、だんだん葉が黄色くなってきます。
ここで、黄緑色の状態で収穫するのではなく、
しっかりとした山吹色に近い黄色になり、
枯れる一歩手前のあたりまで辛抱強く待つことが
味わいの決め手となります。


収穫が少し早いと青味が立って飲みにくいのですが、
ギリギリまで待った完熟の葉は、
うまみを蓄えて奥深い味わいになるんです。



ちなみに、私たちtretreの社屋は元保育所で、
ジャングルジムやうんてい、すべり台が並ぶ園庭で育てているんです。
私たちには日常の光景ですが、ちょっと不思議ですよね。


独特の感触、香り、味わい



良い色になった葉を選んで茎部分から刈り取ります。



1枚1枚汚れを拭き取り、枯れた部分をカットします。
大き過ぎるものは半分に。
紙を破るような感覚でシャーっと縦に裂きます。



次は断裁して乾燥機へ。
葉は柔らかいので数枚重ねてもシャコシャコと気持ちよく切れていきます。
ややしっとりした優しい触り心地でありながら、
繊維質でしっかりとしたハリもあり、
ほかの野草とは違う感触がたのしい素材です。



香りも特徴的で、生葉にはみずみずしい爽やかさがありますが、
乾燥するとこっくりとした強めの香りになります。


ウコンの根茎はスパイスの「ターメリック」としても知られていますが、
ブレンドティーにつかう葉は、
同じくスパイスのシナモンとも相性が良いんですよ。


木々の葉が落ち、朝は霜で真っ白。
そんな真冬の景色も間近です。
皆さまも暖かくしてお過ごしください。


ウコンの葉を使ったブレンドティー



ウコンなどの香味をベースに、
オレンジピールですこしの酸味を、
ショウガやシナモンでコクを加えました。


 


※次回は2023年1月15日に掲載します。お楽しみに!


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