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【12月】カイ・フランクのオーナメントで飾るジューンベリーのクリスマスツリー

増田由希子の花と器のいい関係

2022.12.7

12月に入り、そろそろ「今年のクリスマスディスプレイどうしようかな・・・」と考えている方、多いのでは? 今回私がご紹介するのは、庭木の枝で手作りするクリスマスツリーと、ホワイトクリスマスの街並みを思わせるキャンドルハウスです。ぜひ、参考にしてくださいね。


この連載の過去の記事はこちらから
芍薬をユーカリと合わせて洋風にいける
アジサイに葉物を添えて清涼感のあるアレンジに
ハーブをいけて香りを楽しむ 
さわやかな白バラに実ものを添えて秋を感じるアレンジに
ニュアンスカラーでいけるダリアとトルコキキョウ 
初秋にさわやかにアレンジするケイトウ



クリスマスは、キリスト教では大切な行事とされています。
1225日の約4週間前の日曜日から1224日までをアドベントと言い、イエス・キリストの誕生を待ち望み、準備する期間としています。日本では、冬のイベントとして楽しんでいらっしゃる人が多いですよね? 


私もその一人です。クリスマスのワクワクとした雰囲気は、大人になった今でも好きです。アドベント最初の日曜日に、玄関にはドアリース、室内にはツリーを飾ります。モミの生木を買ってきてツリーにすることもあれば、手作りのツリーを飾ることもあります。今年は、自宅のシンボルツリー「ジューンベリー」の枝をカットして、ツリーに見立てました。



こちらの美しいデザインのオーナメントは、フィンランド人デザイナー、カイ・フランクの作品「アテネの朝」です。
数年前に青山のArtek Tokyo Storeで購入しました。ギリシャの教会の鐘の音にインスピレーションを得てデザインしたそうです。ツリーはリビングの窓辺に置いています。晴れた日の朝は、窓から差し込む陽光に「アテネの朝」のガラスが反射して、聖なる輝きを放っています。


そして、こちらの「キャンドルハウス」も作りました。
デンマークの伝統的なクリスマスの飾りのひとつで、陶磁器で作られたものが一般的です。この素敵なオブジェをお店で目にした時、ふいに創作意欲が湧いてきました。


キャンドルハウスのつくり方


材料:クレイ粘土(PADICO「ハーティクレイ ホワイト」)、厚紙、カッター、のし棒、クッキー生地用のアクリルルーラー(なければ割り箸)、木工用ボンド、LEDキャンドル。




作り方は、とても簡単です。
①好みのデザインで型紙(厚紙をカッターで切り抜いたもの)を作ります。
②クレイ粘土をのし棒で5mmの厚さに伸ばします。粘土を均一に伸ばすために、クッキー生地用のアクリルルーラーを使用しましたが、なければ割り箸などで代用できます。
③クレイ粘土に型紙を当てて切り出し、形にします。
④それぞれのパーツを木工用(速乾性)ボンドで接着します。
⑤表面や接続部は、水をつけながら少しずつこすって滑らかにします。上部は開けています。 
⑥LEDキャンドルを仕込めば完成。



LED キャンドルを入れると、窓からほんのりと灯りが漏れて、神秘的な雰囲気を楽しむことができます。とっても気に入っていて、この後また何軒か作り足そうと思っています。


みなさまは、どのようなクリスマスアドベントをお過ごしですか?
思い出に残る、素敵なクリスマスになりますように。


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Profile

増田由希子
フラワースタイリスト。NHK文化センター講師、オリジナルワイヤー花器の製作など幅広く活動中。『暮らしを美しく飾る花図鑑』(家の光協会)『毎日の暮らしに、似合う花を』(KADOKAWA刊)『花1本から素敵に飾る 初めてのフラワーレッスン』(家の光協会刊)など著書も多数。現在、『Come home!』にて、「増田由希子さんに教わる花とインテリア 季節の花でわが家に名場面を」を連載中。

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