「ターシャ・テューダーに憧れて」高津祐子さん Vol.2

私のカントリー

2022.12.27

多くの書物や『私のカントリー』の連載をとおして、ターシャ・テューダーは私たちにたくさんの美しい言葉や暮らしのアイデアを教えてくれました。その自然体の生き方に感銘を受けた方は、決して少なくないでしょう。自分らしい暮らしのなかい、ターシャのエッセンスを取り入れて人生を楽しんでいる高津祐子さんのライフスタイルをご紹介する2回めのお話です。



「年々、ナチュラルなものを求める気持ちが強くなりました。自分が育てたものを材料に何かを作る喜びは、まさにターシャの暮らしのよう」


 



 枝がしだれるほどにたくさんの実をつけたレモンと、自宅で養蜂している日本ミツバチのハチミツから生み出される自然のギフトが、高津さん宅ではたくさんあります。


 ご主人が巣箱を作ったところ、希少な日本ミツバチが入ってきたことで、黄金色のハチミツはもちろんのこと、たくさんの蜜ろうも採れたのだそう。自家製の蜜ろうは、暮らしに役立つものに変身します。ターシャの手作りキャンドルのように、年に一度仕込むマルセイユ石けんにブレンドしたり、愛犬のための肉球クリームにもなります。


「ほのかに蜜ろうの甘い香りがしますよ」。エコラップはランチを包んだり、プレゼントをラッピングしたりと、大活躍しています。


「喜びは創り出すもの」。ターシャの言葉に胸打たれる人は数知れませんが、手間を惜しまず、手仕事をいとわず、実際に行動に移す人は稀です。


「自分の庭から生まれたものを味わえる、ものづくりに生かせる……本当に贅沢ですよね!」と、目を輝かせる高津さんは、ターシャのような幸せを感じでいるのでしょう。


~レモン栽培と養蜂から生まれる自然のギフト~



庭から直送の材料で作ったハチミツレモン。こんなにたっぷり仕込んでも、残ったハチミツとレモンをおすそ分けできるほどの収穫量があります。



高津さん宅のカフェ「hygge(ヒュッゲ)」を営むお嬢さまが作ったレモンタルト。裏山で採集したフユイチゴをトッピングして、愛らしいスイーツに。



やわらかな犬の肉球は、散歩のときアスファルトで傷つけられ、ガサガサになりがち。手作りの蜜ろう入りの肉球クリームがあると安心です。



マルセイユ石けんは、オリーブオイルやホホバオイル、ココナッツオイルが主原料。「しっかりとした使用感がクセになりますよ」


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『私のカントリーNo.112』掲載 取材/河村ゆかり 撮影/石川奈都子


 


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