焚き火の楽しみ方 第3回 煮出して楽しむフィールドコーヒー
2023.2.10
「北欧の暮らしとアウトドア」
豊かな自然に囲まれた北欧の国々では、暮らしとアウトドアがよりシームレスにつながっているようです。
北欧を中心とした世界各国のアウトドアブランドを取り扱うUPIが、自然の美しさ、そして厳しさによって培われた北欧のアウトドアカルチャーを、アクティビティやブランドといった様々な側面からご紹介します。
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今回のテーマは「焚き火」。日本でも近年のアウトドア・キャンプ人気によって、焚き火を楽しむ方が増えたのではないでしょうか。北欧ならではの焚き火の楽しみ方を4回にわたってご紹介します。
第1回:北欧の焚き火
第2回:スカンジナビアンアウトドアクッキング
第3回:煮出して楽しむフィールドコーヒー
第4回:火をおこす道具
これまでの記事はこちら
第3回 煮出して楽しむフィールドコーヒー
みなさんはご家庭でコーヒーを楽しむとき、どういった淹れ方をしますか? ペーパードリップ? フレンチプレス? それともエスプレッソマシーンを使いますか?
今回は焚き火で淹れる、古くて新しいコーヒーの淹れ方をご紹介します。
フィールドコーヒー
スウェーデンでは18世紀ごろからコーヒーが飲まれるようになりましたが、1960年代にドリップコーヒーが登場して現在の飲み方が定着する以前は、水を入れたやかんにローストして粗挽きしたコーヒー豆を直接入れて沸かしていたようです。こうしたフィールドコーヒー(煮出しコーヒー)は世界各地でみられ、スウェーデンでは「kokkafe」と呼ばれています。「レンメルコーヒー」は現在ではほとんどみられなくなった「kokkafe」を現代に復活させたラップランド発のコーヒーブランドです。
レンメルコーヒー
フィールドコーヒーという文化を提案する「レンメルコーヒー」ですが、その淹れ方について明確なルールがあるわけではなく、とても自由です。レンメルコーヒーは、現代の慌ただしい日常生活から一歩離れて過ごすことが、人類にとってとても大切なことだと考えています。ケトルとコーヒー豆を持って、綺麗な水と小さな焚き火を求めて豊かな自然へと足を運んでみてはいかがでしょうか。
北極圏から発信されるタイムレスなコーヒー文化をお楽しみください。
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コーヒーの淹れ方
フィールドコーヒーの淹れ方に決められたルールはありません。
豆を淹れた後もしばらく火にかけて、煮出し続ける人(スウェーデンのある地域では3回にわたり沸騰させるのが一般的だそうです)もいれば、ケトルを火にかける前に豆を入れる人もいます。仕上げに冷水を加える人もいれば、少量の魚の皮を加える人もいます。焚き火で沸かすのが一般的ですが、ガスバーナーで煮出す方法もあります。
コーヒーの淹れ方は無限大ですが、初めての方は下図を参考にしてみてください。仕上げにほんの少しだけ塩を加えるのもおすすめです。
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UPIのアドバイザーでもあるアウトドアライフアドバイザー・寒川一さんと、北欧ソト料理家・寒川せつこさんの著書『「サボる」防災で、生きる』では、UPIのおすすめ製品を暮らしのなかで生かしている様子をご紹介しています。楽しく備える暮らしのテクニックもたっぷりとごらんください。
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アウトドアライフアドバイザー寒川一・北欧ソト料理家 寒川せつこ著
定価:1650円(本体1500円+税10%) 四六判/128ページ

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アウトドアの道具を販売するだけでなく、ブランドを取り巻く自然環境や文化・歴史によって育まれたアウトドアに関する深い洞察と知恵をお届けすることを大切にしています。
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