【白タイルとモルタルでシンプルに】リノベーションで実現した理想のキッチン(1)
2023.2.20
本日よりご紹介するのは、かつて悪条件の多いキッチンで奮闘しながら、その経験を経てリノベーションで夢のキッチンを実現した人たちです。制約だらけのなかで足し算と引き算を繰り返して手に入れた夢のキッチン。そこにはどんなこだわりがあるのでしょうか。初回は、築18年のマンションをリノベーションした福田さんにお話をうかがいました。
この記事は、Come home! vol.69より抜粋しています。
白タイルとモルタルでシンプルに仕上げて
ビストロのように
道具が美しく映えるキッチンに
〈福田まさこさん〉

カウンターのモルタルは左官仕上げ。わざとクラックを入れた、微妙にムラのある仕上げが気に入っています。

光沢があり表情が美しい白タイルは 、「ニッタイ工業」のグロスウォール。スペイン産ならではの存在感。
もともと道具が好きな私の宝物は、コツコツ集めたたくさんのお気に入りの器や調理道具。でも、リノベ前のわが家はごく一般的なマンションのキッチンで、収納スペースには限りがありました。仕方なく動線を無視した場所に収納していたため、使うたびに取りに行くという面倒な状況で。窓がなく、日中でも照明が必要なことにも不便さを感じていました。 そんな状況を解決してくれたのが、リノベーションが決まったときの夫の「キッチンをいちばんにした空間にしよう」というひと言でした。
ステンレスの設備で
すっきりとしたデザインに

作業台はステンレスと決めていて、サイズに合わせて施工会社がオリジナルを製作。モルタルの立ち上がりとの相性も完璧です。

レンジフードは「アリアフィーナ」のアリエッタ、IHコンロは「ガゲナウ」をセレクト。

存在感のある水栓は「グローエ」のもの。
引き出しの多いカウンターで
見せると隠すをバランスよく

カウンタートップを人工大理石にして質感にこだわりました。

引き出しの高さと幅は、あらかじめ何をしまうかをシミュレーションして、細かくサイズをオ ーダーしたものです。
パントリーからサニタリーへと
抜けられる間取りに

棚は可動式なので収納するサイズによって変更可能。右の扉の向こうがサニタリーで、家事動線も抜群。
新しいキッチンは、リビングと一体の開放的な空間に、 念願の広いカウンターとパントリーも兼ね備えています。 ニュアンスのある白のタイルや壁、古材の飾り棚など、道具が映える空間づくりにもこだわりました。目指したのは、ビストロの厨房のようにたくさんの道具が並ぶ活気がある雰囲気。お気に入りの道具が並ぶ景色を眺めるのが楽しすぎて、今は一日のほとんどをキッチンですごしています。
施工会社/シンプルハウス
大阪府大阪市北区天神橋 4-8-27
https://www.simplehouse.co.jp/
※次回「リノベーションで実現した理想のキッチン(2)」は2月22日(水)11時〜公開予定です。
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