アウトドアサウナ 第1回 フィンランドのサウナテント
2023.2.18
「北欧の暮らしとアウトドア」
豊かな自然に囲まれた北欧の国々では、暮らしとアウトドアがよりシームレスにつながっているようです。
北欧を中心とした世界各国のアウトドアブランドを取り扱うUPIが、自然の美しさ、そして厳しさによって培われた北欧のアウトドアカルチャーを、アクティビティやブランドといった様々な側面からご紹介します。
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500万の人口に対して、300万ほどのサウナがあるといわれるフィンランド。そんなサウナ大国で生まれたのがサヴォッタ社のサウナテント。暮らしの中にサウナ文化が根付く北欧フィンランドのサウナテントを取り上げながら、アウトドアサウナの世界を3回にわたってご紹介します。
第1回:フィンランドのサウナテント
第2回:サウナテントの楽しみ方あれこれ
第3回:アウトドアサウナを彩るアクセサリー
これまでの記事はこちら
第1回 フィンランドのサウナテント
「サウナテント」はその名の通り、サウナとテントを融合させた道具で、大自然の中に持ち込むことができるのので、美しい景色の中でサウナを楽しめるだけでなく、サウナの後に湖や川に飛び込むなど、自然と一つになる感覚を得られるユニークなプロダクトです。
フィンランドのサウナ文化は遡ると2000年ほどの歴史があると言われていて、厳しい冬が長く続く気候の中で、サウナは人々の身体を温め、また精神的な安らぎを与えてきました。
太古から続くサウナカルチャーですが、一般向けにテントサウナが製品化されたのはごく最近のことで、フィンランドのサヴォッタ社が2000年に発売したものが世界初だといわれています。
サヴォッタ社のサウナテント
実は「サヴォッタ」はサウナ専業のメーカーではなく、フィンランド国防軍をはじめ警察や、国境警備隊、赤十字社など特殊な環境下で行動するプロフェッショナル向け装備品を製造し、また、一般向けにはバックパックやテントをはじめとするアウトドアギアを展開している会社です。
海外に暮らしていたサヴォッタ社のクライアントが、サウナに入れなくて困っていたので、アウトドア用テントを作る技術を生かしてサウナテントを開発したのが、プロダクトの発祥だそうです。
誰もが生きるためには家が必要なように、フィンランド人にとってサウナは必要不可欠なもので、クライアントは大いに喜んでくれたそうです。当時、フィンランドでもサウナテントは珍しく、誰も販売していなかったので、この時の経験を元に、サウナテントが一般に発売される製品に成長していったのだとか。
ミリタリースペックの屈強なものづくりのイメージに反して、コミカルな一面もあるサヴォッタのサウナテントの楽しみ方も必見です。
SAUNA TENT HIISI / サウナテント ヒイシ
サヴォッタのサウナテント「ヒイシ」は、どんな場所でも簡単に設置できる、アウトドア用ポータブルサウナテント。軽量かつコンパクトで、持ち運びや収納が楽々。ビーチや森、山、お庭など、あらゆる場所で、温かなフィンランド式サウナをお楽しみいただけます。
サウナは昔から、フィンランドの暮らしの中心にあり、生と死、生活と祝祭の場として崇められてきました。”ヒイシ”という言葉には、古代フィンランド語で神聖な場所、生贄の場所、神秘的な力といった意味があり、まさにサウナテントにぴったりの名前です。
¥110,000(税込)
¥150,000(税込)
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UPIのアドバイザーでもあるアウトドアライフアドバイザー・寒川一さんと、北欧ソト料理家・寒川せつこさんの著書『「サボる」防災で、生きる』では、UPIのおすすめ製品を暮らしのなかで生かしている様子をご紹介しています。楽しく備える暮らしのテクニックもたっぷりとごらんください。
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定価:1650円(本体1500円+税10%) 四六判/128ページ

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