フィンランド発のタフなウェア
2023.2.21
「北欧の暮らしとアウトドア」
豊かな自然に囲まれた北欧の国々では、暮らしとアウトドアがよりシームレスにつながっているようです。
北欧を中心とした世界各国のアウトドアブランドを取り扱うUPIが、自然の美しさ、そして厳しさによって培われた北欧のアウトドアカルチャーを、アクティビティやブランドといった様々な側面からご紹介します。
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SASTA/ワークウェアとしても活躍するアウトドアジャケット
過酷な環境下での使用を想定して作られているアウトドアウェアは登山やキャンプなど様々な屋外アクティビティで活躍しますが、その優れた機能は日常でも活躍するシーンがたくさんあります。
自らをウィルダネスアウトフィッターと称し、北欧の自然の中で効果を発揮するアウトドアウェアを展開しているSASTA(サスタ)のジャケットを例に、日常でも役立つアウトドアウェアをご紹介します。
自然環境に適応するものづくり
北極圏目前の北緯64°、フィンランドのヌルメスという町に本社を構えるSASTA(サスタ)は、舗装された道路が終わる、手つかずの大自然の中で機能するプロダクトを生み出すことを大切にしています。ゴアテックスなどの高機能・高品質なファブリックを使用したアイテムと同時に、オーガニックコットンなどの自然素材を使ったアイテムが多いことも特徴の一つです。
プロダクトには極端な仕様変更を加えるのではなく、長年培われたノウハウを生かし、少しずつアップデートを繰り返していく姿勢もサスタならではのもの。人の手でコントロールできない自然を相手にしているからこそ、自然と対峙するのではなく、自然環境を受け入れ、共存するプロダクトを生み出しています。
ワークウェアにも最適
サスタのウェアの多くは、リサイクルポリエステルとオーガニックコットンの混紡生地で作られています。このいわゆる「ポリコットン」生地の特徴は、耐久性と透湿性の高さです。
最先端の化学繊維にはポリコットンを上回る防水性を持ち合わせたものも数多く存在しますが、その繊細さゆえ、皮脂や外的な汚れによって機能が少しずつ失われていきます。一方でポリコットン生地は摩耗に強く、汚れてもガシガシと洗濯出来るのが強みで、失われた撥水性は後から「ニクワックス」などを使って復活させることもできます。生地の通気性も高いので、身体から出るムレもしっかりと外に逃がしてくれます。衣擦れによるシャカシャカ音も少ないので、着心地の面でも快適性があると言えるでしょう。
こういった要素は日常の作業着としても有効なメリットで、DIY作業などによる汚れにも強く、タフな作業の際のワークウェアとしてもぴったりです。もちろんタウンユースにもそのまま着ていけるデザインなので、デイリーユースもアウトドアユースもシームレスに対応できるプロダクトと捉えることも可能です。
サスタならではのポリコットンジャケット。両脇部分に4WAYのストレッチパネルがあり、アクティブな動きに対応します。
¥33,000(税込)
オーガニックコットンを高密度に織った「ベンタイル」という生地を使用したジャケット。天然素材でありながら、生地が水分を含むことで目が詰まり、撥水性を発揮するという特殊な機能を持ったテクニカルジャケットです。
¥57,200(税込)
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UPIのアドバイザーでもあるアウトドアライフアドバイザー・寒川一さんと、北欧ソト料理家・寒川せつこさんの著書『「サボる」防災で、生きる』では、UPIのおすすめ製品を暮らしのなかで生かしている様子をご紹介しています。楽しく備える暮らしのテクニックもたっぷりとごらんください。
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定価:1650円(本体1500円+税10%) 四六判/128ページ

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