16歳になった愛犬がのびのびすごせる心地いい空間づくり【ひとり暮らし女子の部屋】
2023.3.4
SNSの普及やコロナ禍をきっかけに、家のあり方が見直されるようになった今、盛り上がりをみせているのが、ひとり暮らしの住まいです。「狭くて部屋数も少ないから、インテリアを楽しむ余裕がなさそう」、「長く住まないので、家のことにお金や手間をかけにくいのでは」と思いがちですが、それは古い先入観。SNSを使いこなす若い世代にとって部屋は個性の表現の場なので、服と同じくらい家具にもお金を惜しまないし、内装が可愛いなら古さが際立つ家だって問題なく住めます。また、家ですごす時間がふえたことで、駅からの距離や築年数よりも、居心地のよさを優先して住まいを選ぶ人もふえました。そう、ひとり暮らしの人たちが住まいに求めるものが、変わりつつあるのです。そこで、”ひとり暮らし”にスポットを当て、今どき女子の3軒の住まいをご紹介します。一人目は明るい住まいで愛犬と暮らす吉田さん(後編)です。
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愛犬とすごすのが何より幸せな時間。ローソファはお気に入りのリラックススペース。
愛犬との暮らしならではの工夫
吉田さんの暮らしを語るうえで欠かせないのが、16年間ずっと寄り添って暮らしてきた愛犬。そのため、住まい選びでペット可は絶対条件です。ベランダにはウッドデッキをDIYし、ワンちゃんの日向ぼっこを楽しむスペースに。「高齢になったので思うように散歩に行けないけど、ベランダにウッドデッキをつくったことで、家にいながら外気分を味わうことができます」。床には、以前の家から使っていたクッションフロアを敷いたそう。「ペット可物件の退去で、いちばんお金がかかるのが床なんです。なので、すき間なく床を隠せるように買い足して、友人と一緒に敷きました」。
以前はものを倒したり、かじったりすることが多かったので、雑貨を飾る余裕がなかったとか。今は自由度が広がって、雑貨や植物を思いのままに飾りつけてディスプレイを楽しんでいます。趣味のカメラの腕も生かして、インスタグラムにインテリアを発信するためのアカウントもつくりました。

ベランダに作ったわんちゃん用のウッドデッキ。愛犬との日々を紹介しているインスタグラムはこちら

床にはサンゲツのクッションフロア。タイル調のスタイリッシュな雰囲気が、植物やアートともよくなじみます。
模様がえしてリラックスしてすごせる空間に
インテリアは定期的に見直すという吉田さん。模様がえして気分を変えたいというより、使い勝手をよくすることがいちばんの目的だそう。「以前はテレビやソファを部屋の間に配置していました。けど、友達が遊びにきたとき、すごく窮屈に感じて…」と、今の配置に落ち着きました。空間を広く使えるようになって、友人が来たときもカラオケで盛り上がるそう。
空いた時間はギターを弾いたり、愛犬の服を作ったりしてすごすという吉田さん。居心地よく整えられた空間のおかげで、心置きなく趣味時間を楽しめます。

壁に張ったクバ布は「amaleh」で購入。

気が向いたときに弾けるように、ギターはソファ横に置いています。

リビングの照明は「ZOZOTOWN」で購入。

ヴィンテージのシザーランプは窓枠にDIYで立てた柱に固定。

ヴィンテージのテーブルランプはクッカバラと合わせて。
次回は3月5日(日)11時に公開予定
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