• TOP
  • 暮らし・収納
  • フォロワー5.6万人のSNSのきっかけは片づけ。出しっぱなしでも可愛い団地ひとり暮らし

フォロワー5.6万人のSNSのきっかけは片づけ。出しっぱなしでも可愛い団地ひとり暮らし

ひとり暮らし女子の部屋

2023.3.6

SNSの普及やコロナ禍をきっかけに、家のあり方が見直されるようになった今、盛り上がりをみせているのが、ひとり暮らしの住まいです。「狭くて部屋数も少ないから、インテリアを楽しむ余裕がなさそう」、「長く住まないので、家のことにお金や手間をかけにくいのでは」と思いがちですが、それは古い先入観。SNSを使いこなす若い世代にとって部屋は個性の表現の場なので、服と同じくらい家具にもお金を惜しまないし、内装が可愛いなら古さが際立つ家だって問題なく住めます。また、家ですごす時間がふえたことで、駅からの距離や築年数よりも、居心地のよさを優先して住まいを選ぶ人もふえました。そう、ひとり暮らしの人たちが住まいに求めるものが、変わりつつあるのです。そこで、”ひとり暮らし”にスポットを当て、今どき女子の3軒の住まいをご紹介します。2人目は築55年の団地で暮らすhi.tori__さん(後編)です。


特集【ひとり暮らし女子の部屋】のその他の記事はこちらより
hi.tori__さんの前編の記事はこちら


「IKEA」で購入したワゴンはキッチンカウンターとしても活用。買いだめしないため、食材は収納されている分のみ。


SNSのきっかけは片づけ習慣を身につけるため


 フォロワー5.6万人の人気インスタグラマーhi.tori__さん。インテリアをはじめ、スイーツやファッション、旅の記事も注目を集めています。そんなhi.tori__さんがSNSをはじめるきっかけになったのは“片づけ”でした。「片づけが本当に苦手で…。自分にプレッシャーを与えるために、定期的に自宅を公開することにしたんです」。そのかいあって片づけの習慣化に成功。机や床が物でごちゃつくことはなくなったそう。
 また、ふすまを外した押入れや、鍋や調理道具が見えるように収納されているキッチン。これも扉や引き出しにしまわないことで、片づけがラクになるという思いから実践しているアイデアです。そのため、日用品を選ぶときは、出しっぱなしでも可愛いかどうかで判断にているとか。生活感が悪目立ちせず、素敵に見える理由がそこにあります。


ふだん使いのものは見せる収納に


ラブリコを使って柱を立て、棚をつけて、鍋類の収納に活用。

実家から持ってきたというリンゴ箱。奥行きがあり丈夫なので、食器収納にぴったり。


アパレルショップのような雰囲気が素敵


テレビはほとんど見ないため、押入れに。ふだんは布でカバーしているそう。天袋に置いている白い布ボックスには、季節もののアイテムを収納。

押入れの右側はドレッサーコーナーにカスタマイズ。


「実は、インテリアに明確なこだわりがあるわけではないんです——」


 定期的に模様がえするというhi.tori__さん。テーブルやベッドなどの大型家具を移動することもよくあるそうで、時間をかけて完成させても、納得がいかなかったら一週間で変えてしまうことも。そんなhi.tori__さんですが、「目指しているインテリアは?」と聞かれると、明確なものがあるわけではないそう。「韓国インテリアのようなすっきりしたテイストも好きだし、古道具も北欧家具も好き」。その言葉どおり、室内にはさまざまなジャンルの家具や雑貨が並びます。けれど、自然と統一され、独自の世界観をつくり上げているのはさすがです。
「床をタイル柄のクッションフロアに替えたり、テーブルを買い替えたりしたいです」と、新たな模様がえ計画を立てているhi.tori__さん。次はどのような住まいへと変わるのか、今後もますます目が離せません。


次回は3月7日(火)11時に公開予定


photo by/中村 寛史


今週の人気記事

Instagram

line

女性向けのナチュラルなインテリア情報誌です。子供や家族を前提とした
インテリア&家つくり情報を中心に、リノベーションなども紹介しています。
また、「暮らしのなかにある小さな幸せ」を大切に、
自分らしく、心地よく暮らすためのアイデアを紹介するインテリア雑誌です。

line