【築60年の家をリノベ&手作りカウンターでおうち居酒屋】SMALLキッチン=スマイルキッチンのすすめ②
2023.3.27
「作業スペースが狭い」、「収納に収まり切らない」など、狭いキッチンには不便がいろいろ。 でもそれを解決すれば、笑顔ですごせる場所に変わります。そうやって上手に工夫している人たちのキッチンにお邪魔しました。前回の記事に続き、ここでご紹介するのはご夫婦の食事時間をより充実させている奥野さんです。
この記事は、Come home! vol.69より抜粋しています。
絵になるかごやハンガーラックを収納に使って
玄関から眺めても可愛いキッチンをつくりました
目隠しを兼ねて作ったカウンターで
夫とおうち居酒屋を楽しんでいます!
〈奥野美鈴さん〉
築60年の平屋をリノベーションしたわが家。以前は別の位置にキッチンがありましたが、ダイニングと隣同士になるようにと考えた末、玄関を入ってすぐの場所にキッチンを配しました。

レトロな雰囲気に改装したわが家。古いたばこ店を参考に作った靴箱兼パーテーションがいいアクセントに。
ダイニングとつながって配膳動線はよくなったものの、 玄関と空間を共用することになり、狭くなってしまって。 来客時に玄関から丸見えなのも気になっていました。そこで考えたのが、一台二役のパーテーションとキッチンカウンター。パーテーションは靴箱を兼ねていて、コンロ下の収納を目隠ししてくれます。

焼き肉や揚げ物料理のときは、キッチンの隣にあるダイニングでなくキッチンカウンターで食事します。
無機質な食器棚を木でカバー

カウンターの背板に折りたたみ式のテーブルをつけました。

家の解体時に出た押入れの床材を食器棚の上から張ってリメイク。パーテーションの雰囲気に合わせました。玄関から見える側板には雑貨を下げて可愛く。
キッチンカウンターも目隠しと食器収納の二役。いくつも家具を置かずに済み、 空間を広々使えています。
余白をつくって開けても可愛く!

流し台の作業スペースの下の収納には乾物類や保存食などを収納。出し入れしやすいよう、箱は重ねて置きません。

カトラリーや愛犬のおやつは引き出しに。開けてもすっきりしていると気分がよくて。
素材に味のあるアイテムを使ったから
出しっぱなしでも素敵!
【籘のかご】

よく使う調味料と調理道具はかごに入れてコンロ脇に。ふだんは、ホコリよけ用のリネンクロスをかけています。
【ハンガーラック】

洗った道具類を引っかけているのは、 もとは洋服用のアイテム。網状なので、 光を遮らず明るいのもいいところ。
【竹ざる】

お菓子が入っていたざるを水きりかごに。下に敷いたお手製クロスはハンガーラックにかけて乾かします。
また、出しておきたいキッチン道具の収納に、おしゃれ なかごやハンガーラックを使い、可愛さを心がけました。 いつもすっきりとしているから居心地もよく、週末に夫とカウンター席に座り、焼き肉で家飲みをするのが楽しみに。愛犬たちもうれしそうで、 キッチンがにぎわいます。
→前回の「SMALLキッチン=スマイルキッチン」①はこちら。
※次回③は3月29日(水)11時〜公開予定です。
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