【4月の花・チューリップ】ぼってりしたガラスの花瓶でナチュラルにいける
2023.4.5
黄色いミモザが春の訪れを告げ、花壇で揺れるチューリップが一年生のランドセルを思わせて・・・・・。そんな四季折々の花を、もっと上手に暮らしに取り入れられたら素敵です。この連載では、フラワースタイリストの増田由希子さんに、四季の花や器選び、アレンジのコツについて教わります。4月の花はチューリップです。
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Tulip
チューリップのふっくらした花形とすらりと伸びた茎を
ガラスの花瓶で楽しんで
チューリップは花だけじゃなく、すらりと伸びた茎も魅力です。花の形と似たドロップ形の花瓶を選んで、ガラス越しに茎が美しく見えるように軽く束ねて生けました。花瓶はイギリスのブランド「LSA」のもので、約7000円。
チューリップは強い花
切り花でも茎を伸ばします
今回、私が選んだのはタイスブーツという品種。チューリップは光に反応して日中に花が開き、夕方には閉じるものが多く、切り花でも光のほうへ花の向きを変え、茎を伸ばしていきます。アレンジしても翌朝には向きが変わっているから、毎朝いけ直してあげましょう。 水は少なめでいいけれど、よく吸うので水ぎれには注意してあげて。
花の形と似た
丸みのある花器と合わせて
花をアレンジするときは、イメージを固めてからいけはじめると上手にいけられます。チューリップは背の高いピッチャーにいけても素敵ですが、写真のように花に形が似ている花器も相性がいいのでおすすめです。
チューリップは茎が曲がると長もちしません。だから、花器の高さはチューリップの丈の半分以上あるものを選ぶのもポイントのひとつです。
カイ・フランクのオーナメントで飾るジューンベリーのクリスマスツリー
profile
増田由希子
フラワースタイリスト。NHK文化センター講師、オリジナルワイヤー花器の製作など幅広く活動中。『暮らしを美しく飾る花図鑑』(家の光協会)『毎日の暮らしに、似合う花を』(KADOKAWA刊)『花1本から素敵に飾る 初めてのフラワーレッスン』(家の光協会刊)など著書も多数。
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