【アイスハーブティー】井澤由美子さんに教わる 体と心を整える初夏の「養生」ドリンク(1)
2023.5.15
これから迎える暑さや湿気で心身のバランスを崩しやすい季節は、旬のハーブやフルーツを使ったドリンクでリフレッシュしませんか。 体の余分な熱をとる、気を巡らせるなど自然の恵みがもつ薬効を上手に組み合わせ、おいしくいただきながら体調を整えましょう。 今回より3回に分けて、レシピや効能などをご紹介していきます。
この記事は、Come home! vol.68より抜粋しています。
教えてくれたのは
井澤由美子さん

料理家・国際中医師。季節の素材とその特性を生かしたシンプルでおいしいレシピを提案。薬膳にも造詣が深く、体や心の不調を改善するためのアドバイスも行っている。 『まいにち食薬養生帖』(リトル・モア)など著書多数。
体や心の声に耳を傾けて
自然のパワーがやさしく
癒やしてくれます
なんとなく心身がすっきりしないときは、旬のものを取り入れてみて、と話すのは食養生に詳しい料理家の井澤由美子さん。 「旬の素材は、その季節の体調を整える効能をもっています。 今の季節ならミントなどのハーブやキウイ、グレープフルーツといったフルーツがおすすめ。 ドリンクにすると手軽でおいしくいただけます」
旬の素材にみなぎる力強さに注目
旬のものは味がいいだけでなく、生命体としてエネルギ ーに満ちあふれています。「今の季節はハーブが手に入り やすく、効能的にも季節の不調を和らげてくれるのでおすすめ。スパイス、フルーツとの相性もバツグンです」
好きなハーブをミックスして
モロッコ風 フレッシュハーブアイスティー
ストレス軽減
中医学では生薬として重宝されてきたスペアミントとペパーミント。湯に浸すだけでさわやかな風味が楽しめます。独特の清涼感がほてりを抑え、気の巡りを高めてストレスを軽減。
recipe
材料(作りやすい分量)
好みのフレッシュハーブ2~3種類(ローズマリー、ミントなど)ひとつかみ分
きび砂糖大さじ1
熱湯 1と 1/2 カップ
作り方
1 ハーブはちぎってボウルに入れ、きび砂糖を加えてスプーンなどでつぶし混ぜる。
2 耐熱ポットに熱湯、1 を入れて3~5分おく。あら熱がとれたらグラスに氷を入れて注ぎ混ぜる。
おすすめ!
簡単手作りスパイスシュガー
干した柑橘類やシナモンスティックを砂糖の保存 容器に入れておくと、湿気をとりながら、砂糖にいい香りを移します。「使いやすいのはきび砂糖。 甘みがまろやかでミネラルが豊富です」
初夏から夏にかけてケアしたいこと
【自律神経の乱れ】
暑さと湿気で体温調整が不安定な時季。食生活に香りのあるものを取り入れて、リフレッシュ&リラックスを。
【体の冷え】
エアコンで冷えやすい時季。生薬でもある干しショウガを飲み物や料理に入れると、体の芯から温まります。
【胃腸の不調 】
生もの、甘すぎるもの、冷たいものは控えめに。大豆、ジャガイモなどホクホク甘みのある食材がおすすめ。
冷えが気になるときは、ショウガやシナモンなど体を温める作用のあるスパイスを加えたドリンクもおすすめだそう。 「養生とは、体調に合わせた食べ合わせ。どんな素材にどんな薬効があるか、ほんの少し知識をもっていると、季節の体調管理に役立ちますよ」
※次回(2)は5月17日(水)11時〜公開予定。フレッシュなハーブやフルーツを使ったドリンクのレシピをご紹介します。
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