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お酢とハーブのパワーをいただく【手作りのハーブビネガー】 井澤由美子さんに教わる初夏の手仕事

井澤由美子さんの初夏の手仕事

2023.7.6


ハーブは庭やベランダで手軽に育てられるのが魅力。丈夫で生命力も強く、初夏にはグングン育ちます。ハーブティーやサラダのトッピングなどに使っているという方も多いのではないでしょうか。今回は、国際中医師でもある料理家の井澤由美子さんに、簡単に作れるハーブビネガーを教わります。使い勝手がよく、いろいろな料理に活用できるのでおすすめ。ハーブのさわやかな香りを堪能できます。



料理家・養生デザイナーの井澤由美子さん


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夏のだるさ、疲れに効く【ハーブビネガー】



冷房でなんだか体がだるい、暑くて食欲がダウン…など、夏の体の不調をいやすのが、ハーブビネガー。ベースとなるお酢にはクエン酸をはじめとするさまざまな有機酸が含まれます。代謝をアップさせ、疲労回復や食欲増進につながる効果が期待できるので、これからの季節は積極的にとりたいもの。また、今回使うハーブはローズマリーやタイムなど、おなじみのもの。全身の血行や代謝を促進したり、消化を促す効果などがあります。お酢とハーブのダブルパワーで、夏を元気に乗り切りましょう。


にんにくや黒こしょうでスパイシーに



〈用意するもの〉
タイム、ローズマリー、ディル 各適量
にんにく 1
赤唐辛子 1
黒こしょう(ホール) 1012
塩 適量
りんご酢 2カップ


 ※ハーブはそれぞれよく水洗いします。酢は穀物酢や米酢などお好みのものでOK。りんご酢はまろやかな酸味で、使いやすくおすすめです。


ハーブビネガーの作り方


1 ハーブを用意する

ハーブは水けをよく拭き取り、清潔な保存びんに入れる。


2 酢を注ぐ

塩、にんにく、唐辛子、黒こしょうを加えて、酢を注ぎ入れる。


3 でき上がり

冷暗所で1週間ほどおく。保存は冷蔵で約1か月可。


こんな料理におすすめ! 
いかのガーリックハーブソテー


 
さわやかな、夏のひと皿。フレッシュハーブもプラスして、香りを堪能します。


〈材料(2人分)〉
いか(下処理済み) 1ぱい
紫玉ねぎ 1/5
好みのハーブ(ディル、タイムなど) 適量
にんにく 1
赤唐辛子(種を除く) 1
塩 少々
ハーブビネガー 適量
オリーブ油 大さじ11/2


イカのガーリックハーブソテーの作り方


1 いかは皮をむく。紫玉ねぎ、ハーブは粗く刻む。にんにくは薄切りにする。
2 フライパンにオリーブ油、にんにく、赤唐辛子を入れて弱火にかける。香りが出てきたら中火にし、いかを加えて塩をふり、両面を焼く。
3 食べやすく切って器に盛り、紫玉ねぎ、ハーブを散らしてハーブビネガーを回しかける。


取材 坂本典子 撮影 北原千恵美


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取材 坂本典子 撮影 北原千恵美


井澤由美子(料理家・養生デザイナー)

調理師、国際中医師、国際中医薬膳師。旬の食材の効能と素材の味を生かしたシンプルな料理が人気。発酵食や薬膳にも造詣が深く、手作りのよさを伝えている。レモン塩、乳酸キャベツなど、さまざまなブームの火付け役でもある。NHK「あさイチ」「きょうの料理」などのメディアで活躍するほか、体に優しい商品開発を手がける。著書多数。東京食楽Labo主宰(国際中医薬膳師試験認定校)

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