おうちのくすりばこ
2023.10.19
みなさん、こんにちは。馬狩まどかです。
今週、北海道では山地や峠で雪が降りました。渡り鳥たちもいそげいそげ!と暖かい土地へと移動しています。我が家ではメインストーブはまだつけていませんが、ポータブルストーブやエアコンの暖房を点けるようになりました。つい最近まで暑いと言っていたのに、急に冬がやってくるような気がして焦っています。
さて、全国的に新型コロナウィルスやインフルエンザのW流行が心配されていますが、新型コロナの登場以来、学年閉鎖や学級閉鎖はなかった娘たちの小学校でも、この度、次女の学年で学年閉鎖に。どんなに気をつけていてもこればっかりは仕方ないですね。
幸い、我が家は誰も体調を崩してはいないのですが、今週末に長女の小学校最後の学習発表会があるので、ご近所さんからいただくおいしいお野菜や旬のものをいただきつつ、「精油」を使って、植物の力を借りた日々のケアをしています。今日は、うま家のくすりばこのおはなし。どうぞ最後までお付き合いください。
わが家がこの土地に暮らして14年ほど経ちました。決して便利とは言えない場所ですが、広大な自然に囲まれ、素敵なご近所さんが作る旬のお野菜やおいしいお米を日々いただく中で、不調だらけだった身体もずいぶん健やかになりました。
ただ、食事制限をしているわけでは全くなく、ジャンクフードもスナック菓子も好きですが、体調が悪くなりそうだなという時はできる範囲で栄養素を意識して食事をつくるようにしています。結婚前に働いている時は「まず市販薬を飲む」から、今は「まずは食事で必要な栄養をたっぷり摂る」ように。
ちなみに今日は、感染症を心配して頻繁に手洗いをする長女の手荒れが気になるので、いただいたかぼちゃで、ほっくりとしたかぼちゃスープをつくります。(かぼちゃをたっぷり入れた「ほうとう」もいいなぁ…)
自然のものをまず取り入れようという考えの延長で、少しずつハーブや植物から作られるエッセンシャルオイル(精油)を用いて、自然のもので身体をケアするようになりました。禁忌のものなどをしっかり頭に入れて、子どもたちにも実際に触れさせています。料理で味を覚えるのと同じように、子どもたち色んな香りを覚えています。これが我が家の精油くすりばこの中身です。
中でも大忙しなのは、この3つ。左から、ラベンダー、ティートリー、オレンジスイート。
ラベンダーは頭痛や眠れない時、不安な時などに。
今のように、感染症が心配な時はティートリーを日常で使います。
うま家の玄関には、感染症予防にティートリーを使ったオイルを常備しています。こんな感じで玄関に置いて、出かけるときに数滴手に取って手首に塗ってお出かけします。菌と戦うティートリーに力を借りて菌に負けないように。
容器は100均一で2本入り110円だったプラ容器に。自宅用にはそれで充分。
分量は
ティートリーの精油:18滴、お好みのオイル:30ml(3%濃度)
こちらの分量でつくっています。小さなお子さんやはじめて精油を使われる方は、ティートリーを6滴(1%濃度)にして使ってみてくださいね。
ちなみに、今回我が家ように使ったオイルはアプリコットカーネルオイル。皮膚に潤いを与えてくれるので、乾燥しやすい時期にもってこいです。
もうひとつ、子どもたちがとっても助けられているのはオレンジスイート。
子どもの「お腹がいたい」は昼夜問わずやってきますよね。明らかにおなかを壊しているわけでもないこと、よくありませんか?
そんなときに、オレンジの精油をオイルに混ぜてお腹をゆっくり「の」の字にマッサージします。
市販薬の方が症状に直接ヒットしやすいのですが、オレンジの力ももちろん、いい香りに癒されながら手でゆっくりマッサージすることで、ほっとリラックスできるのも大きいようです。子どもの「おなかがいたい」原因は、一つじゃないことが多かったりしますもんね。
ついせかせかしがちな日常の中で、マッサージしながらゆっくりおしゃべりできる時間は、子どもにとっても、私にとっても、とても大切です。
もし手元に精油がない場合は、スキンケア用のオイルを使ってお腹をマッサージするだけでも良いと思いますよ。
次女のアトピーと、私の年齢肌対策で、いまは色んなオイルを試し中。みなさんのおすすめがあれば教えてくださいね。
最後に、我が家のくすりばこにも、いくつかのブランドの精油がありますが、私もしっかりお勉強をするまでは「どれを選んだらいいの…?」と迷子状態でした。
精油選びの一つの参考として…
① 植物100%のもの
② 成分表があるもの
① については、今は様々なお店でオイルが販売されていて「アロマオイル」などの表記がされています。ただ、植物100%のものだけが「エッセンシャルオイル(精油)」です。
原材料を見ると「合成香料」が含まれているものもあります。安価な値段のものは特に注意が必要です。身体に使うものなので、しっかり確認しましょう。
② については、例として…
○プラナロム
こちらはベルギーのブランドです。正規日本輸入代理店である建草医学舎も、国内で再度成分分析をしていて、箱の中に成分表が一緒に入っています。
○フロリハナ
こちらはフランスのブランドで、成分分析表は、公式ホームページより確認することができます。
プラナロムはだいたい10ml(1滴0,05ml)、フロリハナは5ml(1滴0,03ml)で販売されていますよ。
①、②の条件をしっかりクリアしたものであれば、どれが正しくてどれが間違っている!ということではないので、自分で惹かれる香りのブランドを選んでいただくと良いと思います。
色々な場所で販売され、すっかり私たちの生活で身近になった精油。私は以前、精油を使うと言えばディフューザーで香りを楽しむ程度でしたが、日々のケアで使用できるのはとても心強いです。おうちのくすりばこ、またご紹介させてくださいね。
さて、次は何しよう?
→ 前回の記事【蒸留器がやってきた!】
馬狩まどか うまかりまどか
自然豊かな北海道の石狩平野で、ご主人と2人の娘さんと一緒にスローライフを楽しむ。DIYで住まいを心地よい空間に模様がえしたり、季節の行事を家族で楽しんだり、日々のことをinstagramで発信。
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