お片づけがくれた母娘へのギフト ① 心地よさという栄養
2021.3.10
こんにちは!
3月のカレンダーを眺めていたら、水曜日が5回あることに気づき、わたしと娘たちのお片づけ物語を詳しくお話できることがうれしくなりました。
今日もよかったら
お付き合いくださいね。
本日は、お片づけがくれた母娘へのギフト①としまして「心地よさという栄養」についてお話させてください。
娘たちにお片づけを教えることができなかったわたしは
娘たちへの「片づけなさい!」を
「片づけられる方法はないかな?」という自分への問いに変えていきました。
(もちろん時には出ましたよ。鬼の形相での「片づけなさい!」が)
娘たちのお片づけへのイメージや記憶が幸せなものになるといいな…という想いからです。
そんなわたしと、そんなことをわたしが考えている事も知らない娘たちの、今でも忘れられないお片づけのお話、聴いてください。
度々、お菓子づくりをしていた娘たちにイラッとすることがありました。
それは、粉類の片づけについてです。
我が家は小麦粉などの封を切った粉類を、ジプロックに入れて、台所の無印の引き出しに収めています。
ジプロックを使う理由は密封できるからなのに、我が家の娘たちときたら
ジプロックの口をきちんと合わせることが面倒で、口をくるくるっと曲げ、密封したふりをして片づけていたのです。
も〜‼︎
こんな時、以前のわたしなら娘たちに何度も注意したと思います。
ですが、わたしは自分もラクに楽しく無理なく続けられるお片づけをしてきたおかげで、娘たちも無理なくできる方法はないかな?と考えることができました。
では具体的にどうしたかというと
チャック式のジプロックに変えただけです。
それ以来チャックが閉まっていないことはありませんでしたし、なんだかわたしもラクになり、娘たちが巣立った今でも我が家のジプロックはチャック式を採用しています。
お片づけって自分にぴったりな方法を見つけることなんだと、娘たちに感じてもらえたらうれしいなって思いついたアイデアに、わたしがうれしくなったのを覚えています。
粉収納のためのジプロックがチャック式になったことは、決して娘たちへの否定や諦めではなく、娘たちへの愛やエールだと思っています。
チャック式なら無理なくやれるねって。
それでいいんだよって。
母娘のお片づけの実例はまだまだありますが、このジプロックの気づきと、このお片づけに込めた想いは大きく、他の場所やモノでもお片づけの大切な軸は同じです。
とにかく片づければ心地よくなる!と思いがちですが
わたしは、どんな気持ちでお片づけしたのか?も大切だと思っていて
その気持ちが、暮らしの空気感や、暮らす人の雰囲気にあらわれる気がしています。
怒られながらお片づけした女の子と
ママと仲良くお片づけした女の子が
お片づけ中やお片づけ後に同じ表情をしているとは思えないし
それぞれの空間に同じ空気が流れているとは想像できません。
だからこそ、娘たちのお片づけを想う時
娘たちの気持ちに想いを馳せるようになりました。
娘たちの帰省時に、リビングの鏡の前がメイク用具で荒れてきますが、わずかな帰省期間でも、わたしはいつも通りのスッキリしたご機嫌な暮らしをするため、娘には探し物がない気持ちよさを味わってもらえるように「メイク用具入れ」という籠を置いておきます。
わたしのために。
娘のために。
お互いご機嫌でいるために。
では、まとめますね。
お片づけがくれた母娘へのギフトは
心地よさという心身に沁み渡る栄養でした。
空間の心地よさは
どんな時もわたしたちを包み込んでくれました。
わたしが我慢するのでも
娘に無理をさせるのでもなくお片づけしたことは
片づけ中から片づけ後も続く母娘の関係性の心地よさもプレゼントしてくれました。
お片づけ万歳。
昨年の春に整えた二女の暮らしの中にも
娘にインタビューしながら、娘の心地よさへの工夫を沢山しましたよ!
小さな暮らしをつくっていく過程が
すごく新鮮で楽しかったです。
来週の「お片づけがくれた母娘へのギフト」②は、好きなモノ、大切なモノと暮らす体験についてお話したいと思っています。
お楽しみに♩
みつひろのりこ
みつひろのりこ
ただ捨てること、ものを減らすことではなく、一緒に暮らしていきたいものを選んでいくお片づけを発信する「暮らしのくふう工房haco+」を運営。大分県日田市在住。
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